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2018年春。医学生に、宇宙への扉が開いた。

「宇宙医学スタディツアー」の第1回目は、2018年の春に開催されました。

定員を絞っていたため、募集後開始後3日で満員に。

合計で10名に満たない、「小さな」ツアーでしたが、

​それだけ密度の濃い始まりとなりました。

Day 0 : キックオフ会 @EDGEof

2月の終わりに渋谷のインキュベーションセンターで開かれたキックオフ会には、西は北九州、東は千葉から総勢7名の参加者が集まりました。
同じ医学生とはいえ、大学も部活も異なる者同士。インタビュドローイング等のアイスブレーキングを通して、少しずつチームビルディングをしていきました。
宇宙医学についてのレクチャーと今後のスケジュールや課題の説明を受け、来たる訪問に備えます。

Day 1 : 日大岩崎研 @日大医学部板橋キャンパス 

1日目の訪問先は、循環器系の研究で世界をリードする日大岩崎研でした。
循環器の視点からの宇宙医学の概説を受けた後、国内では同研究室と自衛隊しか所有していない「遠心加速器」に試乗し、1.5Gを体験しました。
実際に乗ってみることにより気づきを得るだけでなく、その前後の入念な準備過程からも、宇宙医学実験における安全管理の重要性を知る機会となりました。
その後のディスカッションでは宇宙医学の将来性について少人数での密度の濃い議論が行われ、宇宙医学の取り組みの中身だけでなく、そのキャリアパスも明確になりました。

Day 2 : JAXA @筑波宇宙センター 

2日目の訪問先は、日本の有人宇宙開発全体を統括する筑波宇宙センターでした。
「宇宙に生きる」領域長であり宇宙飛行士でもある古川聡氏からは宇宙医学全般の導入や、数多くの研究を束ねリードしていく宇宙医学基礎研究マネジメントのお話を頂き、参加者との間で活発に質疑応答がなされました。
その後、フライトサージャン候補生(当時)の速水先生からフライトサージャンについてのプレゼンを、そしてFS審査委員会の森様から、キャリアとしてのフライトサージャンについて、それぞれお話をいただきました。
フライトサージャンが一般に広く開かれている職業であることを知る良い機会になりました。
最後には、一般公開されていない閉鎖実験棟内部の見学も行い、他では得られない貴重な体験となりました。

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